”食のセーフティネットを京都に ― 10年の挑戦”

それでも、歩みを止める理由にはならなかった。

現在は数十トン単位の受け入れが可能な体制へ

【セカンドハーベスト京都とは】

設立:2015年12月1日 

法人設立:2016年12月1日 

認定NPO法人認証:2021年10月25日

事業内容

1.フードバンク事業

2.食のセーフティーネット事業

3.こども支援プロジェクト

4.食品ロス削減啓発事業

年間食品取扱量:104t

年間ボランティア参加人数:590名(延べ)

 

2015年、5人から始まった活動は、いま——

多くの方々の力で支えられている

■理事長退任にあたって

私が食の支援に最初に関わり始めたのは、2012年に教会での炊き出し活動に参加したことがはじまりでした。 

その後、フードバンクの現場にも関わり、食料支援の現場と仕組みの両方を経験してきました。そうした中で、

活動のあり方を問い直し、2015年12月、セカンドハーベスト京都を立ち上げました。

 

この活動の原点には、忘れられない出来事があります。

2013年、大阪市内で、母子とみられる方が亡くなっているのが発見され、
そこには「子どもにもっといいものを食べさせたかった」という言葉が残されていました。

その現実は「食べることができない」という問題が命に直結するものであることを、強く突きつけるものでした。

だからこそ私は 「食べることができない」という理由で命が失われることのない仕組みを、

この京都で作らなければならないと考えました。

 

企業から食品を集めるだけでは、人の命は守れません。
それを地域で受け取り、必要とする方へ届ける仕組みがあってはじめて、食の支援は機能します。

行政、社会福祉協議会、そしてフードパントリーの皆様との協働によって、この活動は少しずつ形になってきました。

 

しかし、志だけで社会が動くほど、現実は甘くありませんでした。

 

食品の確保、倉庫の維持、資金繰り、組織づくり。 そのすべてが、試行錯誤の連続でした。

 

理念を掲げることは容易です。 しかし、それを社会の仕組みとして機能させるには、理想だけでは動かない現実に向き合い続けなければなりません。

 

「理想だけでは守れない。 情熱だけでも続かない。」

 

その壁に何度もぶつかりながら、それでも前に進むことを選び続けてきた10年でした。

 

創業当初、支援団体から「食べるものがない家庭がある」と連絡を受け、
私たちは食品を抱えて現場へ走りました。あのときの感覚を、私は今でも忘れていません。

 

この活動が単なる仕組みではなく、 人の命を直接支える営みであると確信した瞬間でした。

 

ここまで活動を続けてこられたのは、 企業の皆様、ボランティアの皆様、行政や地域団体の皆様、
そして支援者の皆様の支えがあったからに他なりません。

ここにあらためて心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

 

この10年で、京都に「食のセーフティネット」の土台は確かに形になりつつあります。

しかし、この仕組みはフードバンク先進国に比べればまだまだ発展途上です。

この京都に「食で命を守る仕組み」が存在し続けること。
それが、誰かが絶望の淵に立ったとき、

再び一歩を踏み出す力になることがこの活動の意味であると信じています。

 

認定NPO法人セカンドハーベスト京都

ファウンダー 澤田政明

■10年の歩み ― 挑戦の軌跡

  2015年、5人から始まった活動は、いま——

                    多くの方々に支えられる活動へ

挑戦は、仕組みへと変わった
 

■次の10年へ ― 継承される挑戦

2026年4月より、セカンドハーベスト京都は新体制へと移行します。これまで10年かけて築いてきた基盤を引き継ぎながら、この活動を次の世代へとつないでいきます。

 

一方で、現在もすべての支援を必要とする方に食品を届けられているわけではありません。

食品の確保、倉庫環境、物流体制、資金や人員の確保。活動を継続していくためには、乗り越えるべき課題が数多く存在しています。今後は、団体単独での拡大を目指すのではなく、地域の団体や関係機関と連携しながら、より広域的で持続可能な支援体制の構築を進めていきます。

 

京都に「食で命を守る仕組み」を根付かせること

それが、この活動のこれからの使命です。

 

この活動は、多くの方の関わりによって支えられています。その関わり方は、大きく3つに分けることができます。

 

1.食品寄贈

企業や団体、市民の皆さまからの食品のご寄贈によって、支援は成り立っています。
まだ食べられる食品を、必要とする方へ届ける仕組みを支えてください。

 

2.資金寄附

食品の保管や配送、倉庫の維持など、活動には多くの費用がかかります。 継続的な活動を支えるため、

ご寄附によるご支援をお願いいたします。

 

3.活動への参加

食品の仕分けや梱包、運搬など、多くのボランティアの方に支えられています。現場で活動を共に担っていただける方を募集しています。

この挑戦を、次の世代へ。

2026年4月から下記に移転しました

法人事務所(新事務局):〒612-8058  京都府京都市伏見区風呂屋町265 TEL:075-276-0728

新住所(フードバンク部):〒612-8377 京都府京都市伏見区島津町105 TEL:075-601-2100 

     法人受付e-mail:contact@2hkyoto.org   法人代表FAX:075-320-3765

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