7.理事長より ~ご協力いただいた皆さまへ~
今回のCSPでは、これまでにない量の食品をお届けすることができました。ご寄贈くださった皆さま、助成やご寄附をお寄せいただいた皆さまに、あらためて深く感謝申し上げます。
また、準備から出荷作業まで厳しい環境下でご尽力くださった京都ダルクの皆さまをはじめ、関係団体や企業の皆さまにも心より御礼申し上げます。
6月からは、事業所での熱中症対策が義務化され、WBGT(暑さ指数)の計測機器を導入しました。WBGTが31℃を超えると、作業時間を「15分作業・45分休憩」とする必要があり、場合によっては作業中止となります。実際、出荷翌週の7月19日以降は連日31℃超えの日が続き、もし1週間遅れていたら、数人で作業する状況になってしまい出荷が大幅に遅れる可能性もありました。そうなると支援物資の到着もお盆頃になっていた可能性が高く、予定どおり出荷できたのは幸運でした。
しかし、来年も同じような暑さに見舞われる可能性を考えると、運頼みでは心もとなく、こうした状況を受け、以下のような対策を検討しています。
1.倉庫内を空調で冷却する方法
- 方法①:20馬力程度の業務用エアコンを設置(費用目安:約200万円)
- 方法②:地中熱を利用したヒートポンプ式空調設備の導入(費用目安:800万円~900万円現実的ではありません・・・)
2.空調設備の整った場所を借りる方法
- 条件:10トントラックの出入りが可能であること、費用が高額でないこと、
物流機器(コンベア・パレット・ハンドリフト等)が使用可能であること。
(これは今でも探してきましたが、なかなか見つかりません)
府内の約4,700世帯がCSP支援を必要としていると見られていますが、倉庫や人員体制の限界もあり、現状では規模の拡大が難しいのが実情です。今後、2HKだけで担うのではなく、府内の他団体と連携して広域的な支援体制を構築していくことが現実的な道だと考え始めています。
正直なところ、毎年「来年も続けられるだろうか」と不安になる瞬間があります。
それでも今回、2018年の第1回から参加くださっている京都八幡高校ボランティア部の先生とこんな会話を交わしました。
「最初は高校の教室で、買い物カゴをぶら下げながら作業してましたよね」
「ほんまですね、信じられないくらいです」
たった57世帯から始まったCSPが、皆さまのご支援によってここまで成長しました。
京都府全域に支援が届く日も、きっと夢ではない。その希望を胸に、これからも歩みを止めることなく進んでまいります。
今後とも温かいご支援・ご協力を、どうぞよろしくお願い申し上げます。 文責:澤田