3.編集後記
政府による備蓄米の放出後も、米の価格は依然として高止まりが続いています。先週、先々週とよく行くスーパーでは、お米の棚が空っぽになっていました。皆さまのご家庭では、お米の確保は大丈夫でしょうか?今後の価格動向も心配なところです。
アメリカを発端とした保護主義の波が世界を覆い始めているなか、私たちの「食の安全保障」はどうなっていくのか——。このような危機的な状況だからこそ、国民の食を守るという視点で、しっかりとした農業政策を築いていってほしいと切に願います。そうした声が、果たしてどれだけ政治の場に届いているのか・・・、議論を見つめていきたいと思います。
そのアメリカでは政府が農産物を買い上げ、フードバンクに提供することで、大規模な食料支援が実現しています。日本はまだ数周遅れている状況ですが、だからといってあきらめるつもりはありません。私たちも粘り強く働きかけを続け、誰もが安心して食べられる社会を目指して歩んでいきます。 澤田