セカンドハーベスト京都の活動報告
【事務局より】
今年の桜は、ちょうど入学シーズンに合わせたかのように咲きそろい、各地でお花見のタイミングが例年よりも早まったようですね。春の訪れを感じる一方で、世界ではアメリカの動向により先行きが不透明になり、日本も大きく影響を受けそうだという声が広がっています。私たちの暮らしにも何らかの形で影響が及ぶのではと、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
そんな中でも、少しでも希望がお届けできればと、今月も「おむすけ通信」をお送りします。

《目次》

1.活動データ

2.お知らせ(ニュース&トピック)

3.編集後記

1.活動データ(2025年3月):寄贈受入量 4.9トン 分配量合計 3.5トン
◆食品寄贈企業団体(順不同敬称略):京都生活協同組合、コストコホールセールジャパン株式会社 京都八幡倉庫店、弁護士法人賢誠総合法律事務所、ケンミン食品株式会社、農林水産省、コカ・コーラ ボトラーズジャパン株式会社、生長の家 京都教化部、京都市建設局、ユウキ食品株式会社、以上9事業所
◆フードドライブ協力企業団体(順不同敬称略):株式会社髙島屋京都店、株式会社東横イン 京都四条大宮、京都華頂大学食物栄養学科、株式会社平和堂フレンドマートMOMOテラス店、下鴨地域ごみ減量推進会議、公益財団法人京都YWCA、コープ桃山、コープパリティ、コープさがの、コープ二条駅、コープ山科新十条、コープ宇治神明、コープ城陽、コープ祝園駅、コープ男山、コープ醍醐石田、弁護士法人賢誠総合法律事務所、エニタイムフィットネス長岡京友岡店、京都市立待鳳小学校、京都友の会、オムロンエキスパートリンク株式会社、以上21団体事業所
 
(画像は高島屋京都1Fで行われているフードドライブの画像)
◆個人寄贈者:7名
◆フードバンク事業分配件数:50件 
◆食のセーフティーネット支援件数:23件

2.お知らせ(ニュース&トピック)

①農林水産省から「フードバンクへの政府備蓄米の無償交付」の第1便の入荷がありました。 早速希望された各パートナー団体へ分配提供をはじめています。「米が売ってない」「高くて買えない」などの状況の中ですので大変良いインパクトのあったとの反応を頂いております。

初回入荷分は全量4月に希望される団体に分配しました
今回の無償交付、法律上の根拠は「食育推進のため」ということにされており、私どもが求める「困窮者支援用」ではないため食育のチラシ、今回は特に政府備蓄米や米を取り上げたチラシを作成し各団体より配布し啓蒙をお願いしています。本年度とあと5回ほど分割で入荷しますが以降は全量を本年度のこども支援プロジェクトで利用することになっており、近年、米の寄贈を各所にお願いしておりましたが他の食品に注力できるようになっています
②京都府の令和6年度物価高騰対策緊急生活支援事業について京都府社会福祉協議会を分配団体として年度末の3月中旬に連絡をセカンドハーベスト京都へ食品購入費などに充当するための助成に採択され例年こども支援プロジェクトで多くの資金が必要であったのですが(昨年は米以外だけで800万円近く)今年度はこれで9割ほどの食品の見通しがたち安堵しております。しかし、今年度の支援は1,200世帯、京都府内全域で取り組むには4,600世帯以上をカバーできないとなりませんから今後も引き続きご支援賜れますようお願い致します。

③今号表紙に掲載の「こども支援プロジェクト応援ポスター」の掲載を寄贈寄附してくださっている企業、団体の皆さまにお願いをしており、早速33もの事業所、団体にご協力頂き掲示して頂いております。産官民でともに府内のこどもたちを支える機運があがっていく契機になることを祈っております。

④マンスリー寄附者の皆さまにはいつもお支え頂きまして心強く、大変感謝しております。セカンドハーベスト京都ではながらく、アルファノート、アナザーレーンのクレジット決済システムを利用してまいりましたが、決済手数料の低減のため一昨年よりSyncable の決済システムに移行をしております。

アルファノート、アナザーレーンで継続決済しておられます方は事務局にご一報頂けましたら、停止手続きを行いますので宜しくお願い致します。 

連絡先: info@2hkyoto.org 、又は075-601-2100 

3.編集後記

政府による備蓄米の放出後も、米の価格は依然として高止まりが続いています。先週、先々週とよく行くスーパーでは、お米の棚が空っぽになっていました。皆さまのご家庭では、お米の確保は大丈夫でしょうか?今後の価格動向も心配なところです。


アメリカを発端とした保護主義の波が世界を覆い始めているなか、私たちの「食の安全保障」はどうなっていくのか——。このような危機的な状況だからこそ、国民の食を守るという視点で、しっかりとした農業政策を築いていってほしいと切に願います。そうした声が、果たしてどれだけ政治の場に届いているのか・・・、議論を見つめていきたいと思います。


そのアメリカでは政府が農産物を買い上げ、フードバンクに提供することで、大規模な食料支援が実現しています。日本はまだ数周遅れている状況ですが、だからといってあきらめるつもりはありません。私たちも粘り強く働きかけを続け、誰もが安心して食べられる社会を目指して歩んでいきます。   澤田

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