「当プロジェクトにどれくらい満足していますか?」という問いに対し、「満足・やや満足」と回答した方が100%を占め、支援の意義を改めて実感しております。
一方で、アンケート結果からは、支援を必要とする家庭の厳しい経済状況も浮かび上がりました。「1ヶ月間のおおよその世帯収入」に関する回答では、
15万円未満 … 29%
15万円以上25万円未満 … 43%
25万円以上 … 28%
と、世帯年収300万円未満の家庭が全体の72%**を占めています。
今回、私は特に「子どもの体験活動」に関する質問に注目しました。
「この1年間で、子どもが定期的に参加している学校外の体験活動(習い事など)はありますか?」という問いに対し、「何もさせていない」と回答した方が19.6%。つまり、約5人に1人の子どもが、何の体験活動にも参加できていない現状が明らかになりました。
さらに、「やらせてあげたい体験活動はあるが、現在できていない主な理由」を尋ねたところ
金銭的理由 … 62%(「月謝が払えない」「用品費が出せない」など)
時間的理由 … 17%(「送り迎えの時間がない」など)
という結果でした。
また、体験活動がある家庭でも「できるだけ自宅でできることや、無料で参加できるものを探している」といった回答が多く寄せられました。
アンケートの自由記述には「余裕がない」という言葉が何度も記されていました。
親は日々の仕事に追われ、経済的な問題だけでなく、体力的・時間的にも疲弊している様子がうかがえます。